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緑蔭清談会レポート

2024年7月13日(土)、明治大学生田校舎にて第1回緑蔭清談会が開催されました。暑い中、24名の皆さまにご参加いただきました。司会は用松節子さんです。

はじめに中森会長から「緑蔭清談会には暑い時期に外に出掛けないで屋内で勉強をしよう」という会の趣旨と、「勉強の後は美味しく飲み交わそうという緑"飲"の意味もある。」というCoolでHotなご挨拶をいただきました。

第1講は《国東半島石三昧紀行》桑久保紀代子氏。講師紹介は阿由葉郁夫氏です。

 

石造物パラダイス大分県国東半島に、石造物大好き人間が初上陸した旅の記録をご紹介。狛犬・仁王像から摩崖仏まで、初めて目にする謎アイテムに大喜びしたり考え込んだり...。後半にはデータの保管と整理に関する話、AIによる石仏研究の可能性についても触れました。講演ではツアーの1日目のみのご紹介でしたので、続きはこちらでご覧いただけます。

第2講は《北魏の仏教と石窟芸術ーー雲崗と龍門》中村達雄氏講師紹介は川野明正氏です。

 

遊牧民族主体の国家北魏は、中国史の中で必ずしも大きな位置を占める王朝とはみなされていなかったが、この王朝がなぜ外来宗教である仏教を受容し、またのちに漢文化を深く受容するに至ったのか、雲崗・龍門の二つの石窟の仏教芸術の表現と様式の変遷をテーマに、深い考察を交えてわかりやすいお話をされた。70年代後半から中国で生活されていた中村氏ならではの実地体験も踏まえ、当時の貴重な写真を多数使われていた。(解説川野氏)

初めての試みでしたが、会員もご参加いただいた皆さまも、明治大学生田キャンパスの緑蔭で狛犬石仏談議に花を咲かせる楽しい時間が過ごせたのではないかと思います。そのあとの懇親会もしっかり美味しく緑飲しました🍻

これからもまた楽しいイベントを開催しますので、ぜひお気軽にご参加ください!!